ワークスアプリケーションズは、大手企業向けローコード開発・業務基盤「HUE ArielAirOne Business Platform」(以下、HUE Ariel BP)を強化し、本格展開すると発表した。自社開発のAIエージェント「AquaAgent」を中核とするAIエージェント統合基盤とする。レガシーシステム、ERP、SaaSなどに分散するデータと業務プロセスを、企業のガバナンスを維持したままAIが活用できる環境へ刷新する。
同社は、従業員1,000名以上の企業の情報システム、DX推進、経営企画部門を対象に調査を実施した。システムに老朽化や限界を感じている584名の回答では、47.6%が刷新・移行を難しくする要因に「業務とデータの複雑性」を挙げた。AIを実務へ組み込む際には、88.4%が「既存のアクセス権限と連動した参照範囲の制御」を重視した。また88.7%が「人による最終判断・修正履歴の保存」を重視した。

主な強化点は3つある。1つ目は、レガシーシステムをHUE Ariel BP上で再構築し、刷新と同時にAI活用の基盤を整えることだ。これにより、刷新後にAI対応を追加する重複投資を抑える。2つ目は、AquaAgentを申請・承認や文書管理などの業務プロセスに組み込むことだ。過去の稟議書や申請履歴から類似案件の判断や対応を提示し、人による修正や最終判断、例外対応の内容と結果をナレッジとして蓄積する。3つ目は、統合アクセス権限(ACL)をAIの参照範囲に反映することだ。利用者が参照できる情報だけをAIの参照対象とする。
今後は、Notesなどで個別開発された業務アプリケーションへ対象を拡大する。また、Microsoft CopilotなどのAIアシスタントや各種生成AIサービスとの連携も強化する。
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