リコーは、AI技術を活用しながらクライアントとの価値共創活動を強化する取り組みの一環として、「RICOH BUSINESS INNOVATION LOUNGE TOKYO」を田町から移転・拡大し、2024年2月1日にリニューアルオープンする。
新しいRICOH BIL TOKYOは、リコーのEBC(Executive Briefing Center)に位置付けられるという。クライアント企業の経営者を迎え、経営者との対話やワークショップを通して、AIを活用した価値シナリオやビジネスデザインの設計、実装に至るまでを伴走支援し、本質的な部分での課題解決と新たなビジネス共創を目指すとしている。
RICOH BIL TOKYOでは、リコーの顧客接点力を活かした100以上ある各業種の顧客価値シナリオと、自然言語処理や空間認識分野に強みを持つ独自のAI技術を掛け合わせて、フラッグシップとなる価値提供事例をクライアントと共創。顕在課題に対して、ソリューションやユースケースを提案するだけでなく、デジタルに精通した技術者出身のビジネスデザイナーやDXコーディネーターといった専任のデジタルエキスパートが常駐し、クライアントとの対話やデザイン思考を取り入れたワークショップを通じて潜在課題まで可視化すると述べている。
価値シナリオの例としては、建設業におけるファシリティマネジメントの無人化を目指す画像認識AI技術や、クラウド型の業務改善プラットフォーム「RICOH kintone plus」と自然言語処理AIでデータ分析を行うサービス「仕事のAI」を活用した営業ワークフロー改善の事例など、クライアントの業種業務に合わせた解決事例を紹介しながら、各クライアント固有のソリューションを共創するという。