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次代のための“探索型”AI活用

現在の“DX”では新たな価値は生まれない──真の変革をもたらす「バリューアップ型AI」とは

第3回

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価値向上に直結する「バリューアップ型AI」

 前回お伝えした通り、AIの機能は次の3つに分けて捉えることができます。

  • 第1機能 認識機能:収集されたデータから特定の条件や状態、特徴を解析・捕捉する
  • 第2機能 予測シミュレーション機能:認識されたデータの特徴を基にシミュレーションを繰り返す
  • 第3機能 最適プランニング機能:予測シミュレーションの結果を踏まえて最適なアクションを導出する
クリックすると拡大します

 生成AIを含む現在のAIの多くが、認識機能の活用に留まるものであり、今後は、第2機能、第3機能の活用が鍵になります。つまり、対象となるデータを捉え(認識)、そのデータを基に結果予測シミュレーションを行い(予測シミュレーション)、最適な条件・アクションを導出し(最適プランニング)、再びその内容をシミュレーションさせることを繰り返すことで、自ら試行錯誤して答えを見つける制御システムとしてのAIの活用を目指すことが、テクノロジーの真の力を発揮させるのです。

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この記事の著者

椎橋 徹夫(シイハシ テツオ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

和田 崇(ワダ タカシ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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