Relicは、NTTドコモグループの新規事業創出プログラム「docomo STARTUP」との共創で展開するファッション相談アプリ「coordimate」がスピンアウトすることを決定した。同アプリを運営するcoordimateの代表取締役社長には、NTTドコモ(以下、ドコモ)社員の飯野健太郎氏が2024年4月1日から就任。coordimateへの出資は、Relicおよびドコモから行うという。
coordimateは、2022年7月の正式リリース以降、現在のユーザー数は約25,000人を超えているとのこと。大手商業施設との実証実験を2023年9月と2024年1月の2回実施し、1回目の検証結果からは、相談満足度73%、相談した人のうち服の購入が50%という結果を得ることができたという。2回目の検証結果では、75%が「アイテム提案のあった店舗にいった」と回答しており、coordimateによる購買可能性の増加を実証できたとしている。
docomo STARTUPに事業共創パートナーとして関わっているRelicは、coordimateの事業アイデアフェーズから同プロジェクトに携わってきた。その後、Relicが提供するプロトタイピングサービス「Agile Prototyping Lab」や、デジタルを活用した新規事業の立ち上げやグロースを支援する「Digital Innovation Studio」を活用し、プロトタイプ検証や本格商用版開発を行ったという。
また事業化に向け、Relicのインキュベーションパートナー・プラットフォーム「DUALii」を活用し、Relicが事業提供主体として運営を行い、共同でcoordimateを推進してきた。今後は、共同創業者として、事業成長をともに目指していくとしている。