急激な事業成長に伴う組織体制の変遷
田川:先ほど、滝田さんがジョインされた2022年時点では20名、そこから1年で50~60名まで人員が増え、その1年後に100名程度、そして現在は150名程度まで組織が成長しているとお聞きしました。事業の成長度合いを見ながらどのタイミングでどのくらい人員を増やすのか、判断するのは実は結構難しいですよね。たとえば、20名から50~60名まで増やす時点ではプロダクトマーケットフィットの有無によって判断されたのだと思うのですが、「プロダクトマーケットフィットした」と思ってから増員を判断したのか、それとも「しそうだ」という見込み時点で判断したのか、どちらなのでしょうか。
滝田:増員の判断は、「フィットしそうだ」という時点だったと思います。というのは、いったんプロダクトマーケットフィットをしたと思っても、次の壁はすぐ来るものだからです。見込みの時点で増員の判断ができたのは、代表の布川(友也氏)をはじめ、ファイナンス領域に詳しい人間が多いからでしょう。「この受注率と頂いている単価であればこの程度の人件費までは許容できる」と判断できたのです。