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人間が主役のデータインフォームド経営とは

データ活用に必要な「駆動輪」と「操舵輪」という利き手──ビジネスとデータをつなぐ人材とその役割とは?

第2回

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難しいのは「データとビジネスをつなぐ」こと

 極端な話をするならば、データを取り扱う力は、社外の専門人材に委託することができます。もちろん、外注費用が発生しますし、専門性の高い人材にお願いしたければ、その金額も非常に高額なものとなりますが、外注できるかどうかで言えば「できる」のです。

 しかし、データとビジネスをつなぐ力は、社外にお願いすることができません。いわゆる経営コンサルティング・戦略コンサルティングの領域でこうした部分を担当してくれることもありますが、それは一過性のもの、スポット的な支援になります。継続的にコンサルティング・ファームに依頼するにしても、どこかのタイミングで必ず内製化しなければいけません。なぜならば「自社の事業を改善し続けること」は、企業活動そのものだからです。

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田中 耕比古(タナカ タガヒコ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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