SlackとUniposなどのコミュニケーションツールが人選のヒントに
1シーズンに30のテーマを作り、150人のメンバーを選び出すのは並大抵のことではない。しかも、メンバーは必ずしもエース級の人材というわけではない。「彼、彼女にこれをやらせたら伸びるだろう」という思惑で、新卒入社2年目の若手をリーダーに任命することもある。
「入社2年目で自分より年上の人をリードできるかというと難しいかもしれない。でも、そこは経験ですよね。『タスク』では、役職を持っていない人にリーダーをさせて、できるかどうか試してみたいんです。
もちろん、重たい『タスク』の場合はこれはという社員を入れます。ただ、できる人を任命すると期待値が上がっちゃうじゃないですか。できれば期待値を下げる方向でメンバーを選びたいですね。そうすると予想外のことが起きるでしょう。チームワークが良いと各メンバーの足し算ではなく掛け算になるから、チームワークを見るのが一番大事です。各チームの評価はゴールの達成度だけでなくチームワークも加味します」(田中社長)
肝になるのは人選だが、グループ全体で約600人いる従業員のスキルや伸びしろを把握するのに大いに役立っているのが、SlackとUniposだという。