アウトドアのメディア運営とシステム開発、両方の知見を持つ会社が存在した
──新たなコンテンツをADDIXさんと作ることになったのはなぜですか?
佐藤:キラーコンテンツといっても、保険と全く関係ないものでは意味がありません。そう考えると、我々の一番大きな事業は自動車保険であり、自動車を持っている方々が特に必要とするサービスを作るのが良さそうに思いました。その中でもアウトドアというのは一番魅力的なものではないかと考えたわけです。
とはいえ、切り口も特に決めず、単にアウトドアのメディアを作っても他のメディアとの違いは生まれません。もう一歩進んだ、アウトドアレジャーをするときに絶対使われるようなコンテンツを作りたいと思いました。
そういうものは、アウトドアのメディアを運営しているような会社さんだけでは作れないだろうし、どうしようかと思っていました。ちょうどそんなタイミングで、上長からADDIXさんのことを聞きました。『ランドネ』や『PEAKS』といったアウトドアのメディアを出版していて、かつシステム開発もできる、そんな会社さんがあるとは想定してなかったので、その存在を知り、すごく興味をもちました。
──なるほど、パートナーとしてぴったりだったということですね。ADDIXさんは、損保ジャパンさんの課題をどのように受け止めたのでしょうか?
久保倉淳氏(以下、敬称略):先ほど説明されていたようなお悩みを聞いて、最初は「こんなのどうですか。あんなのどうですか」と、弊社のメディアの知見を活かせるアウトドアのアイデアを色々出しながら、課題の解像度を上げ、解決できる術を探っていました。
──アウトドアというのは、損保ジャパンさんの中で決まっていたんですか?
佐藤:絶対にアウトドアだとまでは決めていませんでした。ADDIXさんと一緒に検討を進める中で、やっぱりアウトドアがばっちりはまるよね、その中でも特にキャンプかな、という感じで徐々に狭まっていきました。そこから、キャンプのコンテンツがどのように保険と親和性があるのか、我々の目指すべき方向性と合っているのかということを整理し、部内に広めていったという順番です。
福﨑:私がプロジェクトに参加したときには、キャンプで行こうという話になっていました。オートキャンプが好きな方の80%が車を所有しているという統計もあって、キャンプ好きな人たちをターゲットにするのは自動車保険のお客様との接点を作って代理店さんへ送客するという最終的な目的とも合うと感じ、ぜひやりたいと思いました。
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