経営陣をコミットさせる、非公式・不定期のコミュニケーション
3つ目のテーマとして、「マネジメント層のコミットメント」が取り上げられた。調査結果を見ると、リーディングCVCは、投資活動に関して役員や事業部責任者の支援を強く受けている割合が比較的高いことがわかる。さらに青島氏は、リーディングCVCが、経営陣への非公式な報告をより頻繁に行っていると指摘。経営陣とのコミュニケーションで気をつけているポイントについて、登壇者たちに発言を求めた。
これを受けて日揮の坂本氏は、四半期ごとに開催される経営会議での報告の他、日常的な雑談の中でも投資活動に言及するように心がけていると答えた。投資は実行して終わりではなく、実行してからが長いもの。だからこそ、経営陣が投資活動に関心を持ち、納得してもらうことが大切であり、そのためには公式・非公式を問わずコミュニケーションを取ることが欠かせないという。