GMOリサーチ&AIは、ETE HOLDINGS(以下、ETE)と、AI技術(デジタルツイン技術)活用のための資本提携契約および業務提携契約を正式に締結した。
同提携により、ETEのデジタルツイン生成エンジンの開発と精度向上にGMOリサーチ&AIのデータベースを活用し、AIの学習と進化を加速させ、マーケティング用途に特化したデジタルツインを共同開発する。
また、GMOリサーチ&AIのシンガポール子会社GMO-Z.COM RESEARCHは、14万1875シンガポールドル(約1635万円)で、ETEの株式発行1万2500株を引き受け、11.11%の議決権を保有するとのことだ。
マーケティングサービスの共同開発により、次の効果が期待できるという。
- マーケティング戦略の最適化:企業は消費者の行動をリアルタイムで予測し、最適なタイミングでのプロモーションや製品投入が可能になる
- 顧客ニーズの深い理解とパーソナライズ:企業は顧客満足度を向上させ、ブランドロイヤルティを強化する。AIの進化により、市場の変動にも対応し、競争優位性を維持できる
将来的には、GMOリサーチ&AIが同生成エンジンを使ったマーケティング関連の新サービスに対する独占販売権をETEより取得し、全世界で展開予定だという。さらに、GMOインターネットグループが保有するGPUサーバーやクラウドインフラも利用する計画とのことだ。
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