Ridgelinezの具体的な取り組み──「D&Iワーキンググループ」が参加者の“主体性を刺激”する
続いて、それぞれの企業の具体的な取り組みが紹介された。
Ridgelinezでは、2020年の創業当時から外資系企業出身のCEOがDEI(同社ではD&I)を重要な競争戦略と位置づけ、直轄のD&I推進室を作っている。人事とは別の組織をトップダウンで作った形だ。D&I推進活動を立ち上げるのに際し、社内で有志を募ったところ、当時300名ほどだった社員の中から25名ほどが手を挙げた。現在社員数は500名ほどだが、従業員起点のD&I活動を推進するワーキンググループは80名近くまで増えている。全社の15%以上のメンバーが、ボランティアで、自分たちの職場を整備するためにD&I推進活動に関与していることになる。