機が熟した、5つの「エクスポネンシャル・テクノロジー」
本書では機が熟したとしている、5つの「エクスポネンシャル・テクノロジー」を紹介しています。「ネットワークとセンサー」「無限コンピューティング」「人口知能」「ロボティクス」「合成生物学」の5つです。
1:ネットワークとセンサー
ネットワークとは、信号と情報が相互接続したもの全てを指し、例としては、人間の脳やインターネットだと解説しています。また、センサーとは、情報を感知する装置のことを指しています。この両方を備えているものの例としては、スマートフォンやタブレットをあげています。ただし、それ以外に飛躍的に増えているのが、車や飛行機、監視カメラなどが、「ネットワークとセンサー」テクノロジーを備えた「エクスポネンシャル・テクノロジー」として例示しています。いくつか発表されている予測数値からは、2023年には、このようなセンサーは数兆個になり(2012年時点では約10億個強)、ネット接続する端末の数は、2005年の5億台から2015年の120億台、そして2020年には、500億個以上のモノがネット接続をするとしています。