指数関数的(エクスポネンシャル)・フレームワーク、「6つのD」
本書の前提となる知識をおさらいましょう。それは、エクスポネンシャルのフレームワーク「6つのD」です。“連鎖反応”順に紹介します。
まずは、「デジタル化」→「潜行」→「破壊」と進行する
1つ目は「デジタル化」です。製品やサービスそのものがデジタル化される場合や、ビジネスプロセスがデジタル化される場合なども含めて、指数関数的な成長には「デジタル化」されることが必須です。2つ目は「潜行」です。エクスポネンシャルな成長の初期は“ほんの小さな成長”から始まるので、既存企業からみると価値のないテクノロジー、ビジネスのように思えてしまいます。3つ目は「破壊」です。1,2の時期では取るに足らないテクノロジー・ビジネスだと思えたものが、潜行期間を経て、新しい市場を創造し、既存の市場を破壊するイノベーションをもたらします。