「NVIDIAハイパースケール・アクセラレータ」は2種類あり、1つはディープ・ニューラル・ネットワークを研究者がすばやく開発・設計するためのもので、もう1つは低消費電力で、開発されたネットワークをデータセンタにデプロイするためのもの。さらに、GPUアクセラレーテッド・ライブラリのスイートも用意されている。
これらを組み合わせると、パワフルなTeslaアクセラレーテッド・コンピューティング・プラットフォームを活用し、ハイパースケール・データセンタで機械学習を行い、AIベースの新たなアプリケーションを生みだすことが可能になるという。
現在、多くのWebアプリケーションがAI機能の搭載にしのぎを削っているが、開発されたハードウェアとソフトウェアは、そのようなアプリケーションを高速化するためのものだという。
次々に生みだされるディープ・ニューラル・ネットワークの進化と訓練には、膨大なスーパーコンピューティング能力が必要とされている、開発されたサービスにおいて、消費者から寄せられる何十億件ものクエリを瞬間的に処理するにも、膨大なスーパーコンピューティング能力が必要となる。
それほどの能力をいかにして得るのかという問題に対する答えが、「NVIDIAハイパースケール・アクセラレータ」だという。この製品ラインを活用すれば、このような作業負荷をすばやく処理することも、データセンタのスループットを劇的に高めることもできるとしている。
今回は、「NVIDIA Teslaプラットフォーム」に次の新製品が追加された。
・「NVIDIA Tesla M40 GPU」:ディープ・ニューラル・ネットワークのトレーニング用として開発された最もパワフルなアクセラレータ
・「NVIDIA Tesla M4 GPU」:機械学習の推論や映像のストリーミング、動画の処理などに最適な小型・低消費電力のアクセラレータ
・「NVIDIA Hyperscale Suite」:機械学習と動画処理に最適化されたソフトウェアが豊富に用意されたスイート