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越境者-振り子の思考のイノベーター

ジャンルの「越境者」とは―takramのとりあえずの仮説

takram design engineering 渡邉 康太郎 氏インタビュー:後編

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越境する組織とは、どんな会社なのか?

渡邉 康太郎渡邉 康太郎 氏(takram design engineering クリエイティブディレクター)

――会社のあり方としても、個人の自立性と連結性があり、それによって組織ができているような印象で従来の会社とは違ったスタイルだと感じさせます。takramらしい組織のあり方ってなんでしょうか。

 takramはノウハウをためたり共有したりするのが好きなチームです。プロジェクトのなかで新たな手法をつくって、都度名前をつけてもいます。名前を付けることで、社内外でもその手法が流通し、共有できる知に成長します。でもそうしてためたツールは、あくまで選択肢であって、必ず使わなければいけないものではありません。別のプロジェクトではあえて使わない、もしくは改変してみる、といった挑戦をしながら、常に新しい手法を生み出そうとしています。

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