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電通デジタル、業務システム活用時における「従業員の体験価値」を最大化するプログラムを提供開始

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 電通デジタルは、企業の業務システム活用に伴う従業員体験の向上を支援するサービス「Employee eXperience(EX)ReDesignプログラム」の提供を開始した。

 同プログラムの概要とポイントは次のとおり。

1.現状業務インサイト導出

 現場でのフィールドワークを行い、現状の業務プロセスとその周辺環境を広く把握し、業務の流れや利用者、利用シーン(一般的な利用/特別な利用)などの観点から業務のパターンを整理。そのパターン別に課題を構造化して対処すべき課題を特定する。

ポイント:従業員視点での体験理解

 従業員の心理や業務に即したシステムとするべく、Contextual Inquiry(現場での観察やインタビューにより、利用状況や作業を把握する手法)や、サービスブループリント(顧客体験と従業員の業務を併せて整理する方法論)、Business Process Management Network(ビジネスプロセスをモデリングするための標準的な記法)などの多様なアプローチを用いて、従業員視点で体験を理解する。

2.従業員体験デザイン

 把握した業務課題を解決するシステムの価値やコンセプト、機能、コンテンツを明確化し、それらを体現する理想シナリオを設計。その上で業務システム活用によるKGI/KPIを策定し、一連の業務フローを設計する。

ポイント:手応えを感じられる指標への落とし込みと可視化

 システムのKGI/KPI策定とともに行動科学に関する知見を活用。従業員が現場レベルで効果を実感できる中間KPIにまでブレイクダウンすることで、その効果を可視化する。

3.情報設計/デザイン

 設計した業務フローをもとに、システムの画面構造を設計。さらにプロトタイプを作成し、ユーザー検証で改善を重ねた上で実用を開始する。

ポイント:オブジェクト指向UIデザインによるアプローチ

 一般的なユーザビリティルールや、UIに関するトレンドを抑えつつ、オブジェクト指向UIデザインを活用し、従業員が業務において使いやすいUIをデザインする。

4.活用および浸透施策の実施

 システムの利活用を促進していくためのロードマップを策定し、システムの浸透を促す各種施策を企画、実施する。また、その後のモニタリングを通して分析を行い、改善につなげる。

ポイント:戦略的なインナーコミュニケーション

 導入システムの背景にある事業やDXにおける戦略を社員一人ひとりが理解できるよう、経営からの変革メッセージングやエバンジェリストの設置などといったエンゲージメント施策のほか、従来の思考や行動慣習の修正を図るリフレーミング施策を展開する。

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