塩野義製薬とFRONTEOは、AI解析による会話型の「あたまの健康度」判定Webアプリケーションサービス「トークラボKIBIT」を共同開発し、提供を開始する。

トークラボKIBITは、生活者が日常会話を通じて簡単に利用できるあたまの健康度セルフチェックツールとして、生活者が自身の状態を日常的に把握することで健康に関する意識向上を促し、生活習慣改善や健康寿命の延伸に貢献することを目的としている。
同契約における各社の役割は次のとおり。
- 塩野義製薬:サービス開発・事業構築
- FRONTEO:AI解析技術の提供・運用

同サービスでは、FRONTEOが自社開発した特化型AI「KIBIT(キビット)」の自然言語処理技術を用いて会話の中の単語や文章の関係性や特徴を解析し判定結果を提示。加えて、判定結果に基づきユーザーに行動変容を促すメッセージや生活習慣の改善につながる情報を提供する。
スマートフォンで即時利用できるほか、アプリのダウンロードが不要で、AIとの会話を通じて即時判定が可能。ライフサイエンスに特化した、信頼性の高い解析技術を活用している。


なお、トークラボKIBITは、2025年10月より日本生命の「ニッセイみらいのカタチ 認知症保障保険(認知症サポートプラス)」の付帯サービスとして提供開始予定で、ニッセイ情報テクノロジーが提供する「暮らしの脳トレ」と連動する形で社会実装される。
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