「日本リスキリングコンソーシアム」は、同コンソーシアム会員登録者1,743人を対象に、AIスキリングに関する調査を実施した。
1.AIリスキリング実践者の95.7%が「成果が出ている」
AI関連講座を受講し、生成AIツールを業務利用している同コンソーシアム会員登録者1,743人に、生成AIツールを活用することで得られる成果を聞いたところ、「期待以上の成果が出ている」が48.2%、「ある程度成果が出ている」が47.5%となり、あわせて95.7%が「成果が出ている」と回答した。

2.成果TOP3「業務時間の短縮・効率化」「生産性の向上」「新たなアイデア創出、企画力の向上」
生成AIツールの活用で「成果が出ている」と回答した1,668人に、業務における具体的な成果について聞いたところ、「業務時間の短縮・効率化」が91.8%で最多。次いで「生産性の向上」が76.3%、「新たなアイデアの創出、企画力の向上」が56.9%となった。

3.用途TOP3「文章の作成・編集・要約」「情報収集、調査」「アイデア出し、ブレインストーミング」
AI関連講座を受講し、生成AIツールを業務利用している同コンソーシアム会員登録者1,743人に、生成AIツールの業務用途について聞いたところ、1位「文章の作成・編集・要約」87.4%、2位が「情報収集、調査」80.5%、3位が「アイデア出し、ブレインストーミング」71.0%となった。

4.業務で生成AIツールを利用する頻度は「ほぼ毎日」が最多
AI関連講座を受講し、生成AIツールを業務利用している同コンソーシアム会員登録者1,743人に、業務で生成AIツールを利用する頻度を聞いたところ、73.1%が「ほぼ毎日利用している」と回答した。

5.AIスキリングが役立っている点は「プロンプティング」が最多
同コンソーシアムが提供している生成AI関連プログラムで学んだ内容がAI活用でどのように役立ったかを聞いたところ、「プロンプトスキル向上」が49.1%と最多。次いで「基礎知識・可能性の認識」が32.1%、「業務への具体的応用」が14.0%となった。

なお、生成AIツールを活用することで「成果が出ている」と回答した層では、64.8%が「プロンプトスキル向上」を挙げた。

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