コー・イノベーション大学(以下 CoIU)は、2026年4月の開学に向けて2025年9月1日より出願受付を開始した。

開学発表会では、代表理事の井上博成氏より、2020年からの大学設立に向けた歩みが紹介された。これまで全国の企業や地域と協定を締結し、多くの賛同を得ながら「真の地域共創」の大学づくりを進めてきた。また、観光・再生可能エネルギー・人材育成の3分野からなる「Co-Innovation Valley」のプロジェクト全体についても説明。学長の宮田裕章氏は、生成AI登場以降“問いを立てる力”が問われているからこそ、座学にとどまらず社会に出た学びの実践が必要であると語り、CoIUでは実社会で役立つスキルと、現場に根ざした実感をもとに問いを立て、深める力を身につける学習環境を提供すると話した。
学部は「共創学部」の1つ、“超”実践型のカリキュラム

1年次は、課題先進地域でもあり、まだ価値化されていない地域資源が豊富にある飛騨市の街中全体が学びの拠点となる。2年次以降は全国15カ所のエリアから開学当初は8つの受け入れエリアにてサテライトキャンパスを設置し、各地域に移住をしてそれぞれの地域プロジェクトに取り組む。3・4年次は地域共創演習もしくは先端共創演習を通して、地域企業の有する課題の解決や、地域アクターの課題の解決に向けた実践に取り組むという。
サテライトキャンパス15カ所候補


入試について
入試方法は、総合型選抜・学校推薦型選抜と一般選抜があり、募集人員は120名。総合型選抜・学校推薦型選抜は2回目以降受験料0円、一般選抜は受験料0円とする。同学の理念に共感し、社会で活躍したいという意欲がある学生を選抜するために、広く門戸と機会を提供するとのことだ。なお、2026年4月生は、正科生(1年次入学)のみ募集する。
- 総合型選抜・学校推薦型選抜:面接(対話形式と個人面談)を実施。対話は、複数人で一つのテーマについて語り合うもの。面接と志望理由書をもとに、学生の意欲や関心を評価の軸とする。
- 一般選抜:国語(古文漢文を除く)、英語、数学Ⅰ・Aの3科目から2科目選び、120分で解答。

【関連記事】
・良品計画とJERA、再生可能エネルギー発電事業会社「MUJI ENERGY」の設立へ
・東芝ライフスタイル、プロダクトデザインの創出と情報発信のための共創拠点を開所
・地域新聞社、新ビジネスモデル「地域共創プラットフォーム」始動 株式交換による経済循環モデルを構築