ビービットは、定性分析サポート生成AI「ユーザ分析AI GRAM君」β版の試用範囲を拡大し、ユーザ行動分析・UX改善SaaS「USERGRAM」のユーザなら誰でも利用可能となった。

USERGRAMは、ユーザ行動を時系列で可視化し、ユーザ一人ひとりの「状況」を捉えた上でUX改善施策を立案できる分析ツール。定性的な分析だけでなく、どのくらいのユーザが特定の行動を取っているのかという量的な把握もできるため、より成果が出やすい課題を特定できる。
ユーザ分析AI GRAM君は、定性分析において最も負荷のかかる部分である「膨大なデータの理解」と「そこからのユーザ状況理解・課題の推察」を生成AIが代替するUSERGRAMの新機能。2025年1月よりクローズドβ版として限定的に複数の既存顧客に試用されていたが、フィードバックを受けてさらに機能を向上させつつ、利用顧客の幅をUSERGRAMの全顧客にまで広げ、この度パブリックβ版として公開した。

ユーザ分析AI GRAM君では、USERGRAMで計測を行っている、個別ユーザの行動データの「解釈」や「インサイト抽出」を生成AIがサポート。USERGRAM上でオンライン・オフラインを横断したサービス上の、一人ひとりのユーザ行動を時系列で可視化した後それらの行動データを生成AIが分析し、当該ユーザの行動の特徴・関心・課題などを提示する。
なお、ユーザ分析AI GRAM君の利用にはUSERGRAMの契約が必須で、新規契約はビービット広報担当(pr@bebit.com)まで問い合わせが必要。すでにUSERGRAMを契約中の人も、ビービット担当営業への問い合わせで利用方法についての案内を受けられる。利用料金は無料(追加トークンは有料。また別途USERGRAM利用料が必要)。さらに、2025年12月末まで無料トークン付与増量(通常の3〜4倍)キャンペーンを実施している。
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