インフキュリオンは2025年10月24日、東京証券取引所グロース市場(証券コード:438A)へ上場したことを発表した。同社は創業以来、決済・金融業界の発展を目指し、Fintech領域で事業を展開してきた。今回の上場により、さらなる経営基盤の強化と企業価値の向上を図る方針である。

インフキュリオンは2006年設立以来、「決済から、きのうの不可能を可能にする。」をミッションに掲げ、あらゆる産業・サービスのFintechパートナーとして事業を拡大してきた。長年のコンサルティング実績で蓄積した専門的知見を基に、BtoC向け決済市場でのキャッシュレス化を推進し、BtoB向け市場では決済を起点としたデジタルトランスフォーメーション(DX)の支援を進めている。
同社は、「一気通貫の決済プラットフォーム」を提供しており、それが産業界の多様な決済シーンのニーズに対応している。Fintech戦略の立案や決済・金融サービスの創出も支援し、企業のビジネス変革に伴走している点が特徴だ。
今回のグロース市場上場を契機に、インフキュリオンは組織全体として経営基盤をより一層強化し、企業価値の向上に注力する方針を示している。同時に、社会全体のキャッシュレス化やBtoB領域でのDX推進に引き続き取り組むことも明らかにした。
また、上場に伴い同社はコーポレートサイト内にIRページや特設ページを新たに公開している。今後も企業情報の透明性向上と、さまざまなステークホルダーとのコミュニケーションを強化する考えだ。今後の詳細や関連情報は、日本取引所グループが公開する「新規上場会社情報」も参照できる。
インフキュリオンは引き続き、決済・金融サービスの領域で企業の成長と産業発展を支える存在として活動していくとしている。
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