SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

Biz/Zineニュース

ランサーズ、「AXコンサルファーム カオスマップ2025」を公開

  • Facebook
  • X

 ランサーズは2025年12月2日、AIの導入や業務改革をサポートする国内主要コンサルティング企業41社を掲載した「AXコンサルファーム カオスマップ2025」を発表した。本マップは、ランサーズ・ストラテジック・コンサルティングの代表が監修し、「特定AI領域支援型」「AX主軸型変革型」「DX全般・ITコンサル支援型」の3つのカテゴリに分類。企業がAI技術を用いて事業変革を進める際の支援プレイヤーの全体像と最新動向を体系的に整理・可視化している。

AXコンサルファーム カオスマップ2025
クリックすると拡大します

 背景には生成AIの急速な進展があり、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)は、AIを前提とした新しい段階「AX(AIトランスフォーメーション)」へと移行している。AXは単なる業務効率化にとどまらず、生成AIを活用した業務再編やAI内製化、経営判断へのAI導入など、多層化・高度化が進んでいる。こうした環境下で、専門性や支援領域の異なる多様なAXコンサルティング企業が登場している。

 今回公開されたカオスマップは、横軸を「特定AI領域支援型」「AX主軸型変革型」「DX全般・ITコンサル支援型」という支援スタイル、縦軸を「経営・戦略構想」「実装・PoC」「運用・内製化」の3つの変革プロセスで区分している。これにより、企業経営層がAI活用の全体像を把握し、自社の課題や進捗に合うコンサル企業を選定しやすい構成となっている。

 「特定AI領域支援型」はマーケティングや開発など、専門領域ごとにAIを活用した支援を提供する企業が該当。「AX主軸型変革型」はAXを中心に据え、戦略から業務改革まで統合的に支援できる企業としてまとめた。「DX全般・ITコンサル支援型」は幅広いDX領域をカバーする中でAXも含めた支援を実施する企業とされている。

 監修者のコメントによると、AXにおいてはツールの導入だけでなく、「社員・外部リソース・AI」といった多様なリソースを統合してマネジメントする体制が重要であり、コンサルティング企業には組織変革の指揮者としての役割が求められている。しかし、最新トレンドに対応できない企業や、技術先行で企業の価値向上に結びつかない事例も指摘されている。

 今後ランサーズはカオスマップの継続的なモニタリングと生成AI関連市場の動向発信を進めるほか、「AI × オープンタレント」という成長戦略提言も進めると表明。企業変革推進および経営企画部門にとって、高度化するAI利活用支援市場の把握に有用な資料となる。

【関連記事】
ランサーズ、国内外のAIサービスを網羅した「AIエージェント カオスマップ」を公開
グッドパッチ、AIプロダクト体験設計に特化した新ソリューション「Goodpatch AX」提供開始
日立とGen-AX、生成AI活用の成熟度を評価し業務変革を支援する「MA-ATRIX」を無償公開

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
関連リンク
この記事の著者

Biz/Zine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • X

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング