インフキュリオンは2025年12月19日、国内最大級となる「Embedded Finance(組込型金融)」に特化したカンファレンス「Embedded Finance Days 2026」を、2026年2月4日(水)と5日(木)の2日間にわたりオンラインで開催すると発表した。

本イベントのテーマは「決済がひらく、ビジネス成長の新常識」であり、金融業界のみならず流通、サービス、SaaS、インフラなど多様な産業が直面する決済・金融分野のDX推進、業務効率化、事業モデル変革に焦点を当てる。インフキュリオンは決済・金融分野での技術開発やコンサルティング事業を展開しており、2025年には東京証券取引所グロース市場へ上場するなど、決済インフラの強化へ注力してきた。
昨今、ステーブルコインの登場など新たな決済手段が拡大し、BaaSによる非金融企業の参入や中小企業のDX推進にともなう組込型金融へのニーズが高まっている。本カンファレンスではこうした市場変化を受け、Fintechを「成長戦略」としてどう実装・活用できるかを各業界の実例とともに紹介する。特に実践的なヒントを現場から伝えることを重視し、事業運営でのリアルな課題や解決事例を多数取り上げる点が特徴だ。
主なセッションとしては、以下が予定されている。
・「関西電力がBaaSに挑戦! CQ BANK誕生の裏側と異業種参入のリアル」:関西電力によるサステナブルな金融サービス立ち上げ事例。
・「地域金融の未来を切り拓くBaaS戦略と実践」:北國銀行のデジタル戦略とBaaS事業への取り組み。
・「データ解説!加速する中小企業DXと『決済×業務』シームレス化の勝機」:最新調査データをもとに、法人カードや電子請求書の普及動向を分析。
参加形式はオンラインで、参加費は無料。申し込みはイベント公式サイトおよび専用申込フォームから受け付けている。イベントの全セッションおよび登壇者については、今後特設サイトで順次公開予定。また、インフキュリオンが培ってきた決済・金融分野のノウハウをもとに、企業のFintech導入や組織変革を支援する意欲が示されている。
「Embedded Finance」は金融事業者だけでなく、幅広い業界の経営企画担当者や事業開発責任者が新たな成長戦略の一環として取り組むべき領域となりつつある。本イベントを通じて、多様な業界の知見やネットワークが得られると期待される。
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