ディー・エヌ・エー(DeNA)は、京浜急行電鉄と共同で進めてきた「Kawasaki Arena-City Project」の本格スタートを発表した。あわせて、味の素、三菱化工機とパートナーシップを締結し、新たな都市モデルの実現を目指した取り組みを進めると公表した。
「Kawasaki Arena-City Project」は、川崎ブレイブサンダースの新ホームアリーナ建設と、その周辺エリアを包摂する大規模なまちづくりプロジェクトである。2027年中の着工、2030年10月開業を計画しているアリーナは1万人以上を収容、屋上にはルーフトップパークの開発が計画されている。また、多摩川河川敷との連携も視野に入れる。


同プロジェクトの最重要施策として「Kawasaki 2050 Model」を開始し、サステナブルな都市モデルの実現を目指す。DeNA、川崎市、川崎ブレイブサンダースの3者による行政連携を強化し、五つの重点テーマを設定した社会課題解決に向け、多様な企業とのオープンイノベーションを推進していく。


味の素は、同社の発展の礎である川崎事業所の地でプロジェクトに参画する。屋上「ルーフトップパーク」のエリアネーミングライツを取得し、食やヘルスケアを中心とした「アミノサイエンス」によるWell-being創出の場を提供予定だ。今後もフードロス削減やこども食堂支援など川崎の地域課題に寄与する施策を強化する方針。
三菱化工機は創業地である川崎で、水素を活用した持続可能な社会構築を目指す。2025年12月から水素由来の燃料電池システム「HyDel」を公園施設に導入し、アリーナシティへの水素エネルギー導入や循環型社会に向けた検証・実証を進める。これら技術や成果をプロジェクト全体に還元し、脱炭素化の推進と地域課題解決に注力する。

またプロジェクトでは、国際的な評価システム「LEED for Communities認証」取得を目指している。アリーナを核とした街区全体を対象に認証取得を進める計画だ。
「Kawasaki 2050 Model」では開業前からパートナー企業との共創を進行、得られた知見を設備や運営計画に反映する方針。今後も参画企業を拡大し、地域と企業の共創による持続可能な都市像の具体化を目指す。
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