CFO主導の「信頼されるAI(Responsible AI)」の構築
生成AIの普及において、日本企業のCFO組織は複雑な立場に置かれている。PwC Japan有限責任監査法人の服部雄介氏は、AI活用の実態を「三角形の階層」で説明した。
調査によれば、事務作業や資料作成といった「守りの領域」でのAI活用は60%に達している。しかし、対外公表に関わる決算業務や、経営判断を左右する「インサイト(洞察)」の領域での活用は10%台にとどまっている。「特に驚きだったのは、大企業中心の調査対象でありながら、13%の企業が『AIについてなにも取り組んでいない』と回答したことです」と服部氏は語る。
