アクセンチュアとアドビは、新たに締結される3年間の契約により、対象となる業界の顧客がマーケティングの効果と効率を高めるためのテクノロジーサービスおよびソリューションを開発する予定だという。
両社は、アクセンチュア・デジタル内の1グループであるアクセンチュア・インタラクティブが提供するデジタルマーケティングサービスと「Adobe Marketing Cloud」ソリューションを統合する。
また、アクセンチュアが有するライフサイエンス、ヘルスケア、金融サービス業界における知見を最大活用していくことを目的に、業界およびデジタルマーケティングの経験者、営業担当者、開発者で構成される専任チームを設けるという。
さらに、アクセンチュアは、アドビ関連事業への投資を拡充し、より大規模なデジタルマーケティングソリューションを提供していきくとしている。
今回の共同事業では、次のソリューションの開発、販売、提供をめざすという。
- 大規模なコンテンツおよびキャンペーンマネジメントに重点を置いたソリューション
- 主にライフサイエンス、ヘルスケア、リテール・バンク、保険会社のビジネス成果創出に寄与するソリューション
- 業界特有のデジタルマーケティング評価指標に対応し、業界特有の規制の順守を支援するソリューション
- 即応性と拡張性があり、迅速な導入やお客様の既存ソリューションとの統合を支援するソリューション
- 米国、カナダ、英国、ドイツ、フランスといった市場で初期提供できるソリューション
両社はすでに、クラウドベースで従量課金制のデジタルマーケティングサービス「Accenture Customer Engagement(ACE)」を提供することを発表している。デジタルマーケティングサービスおよびその基盤となる「Adobe Marketing Cloud」ソリューションは、アクセンチュア・インタラクティブによって管理・運用されるため、マーケターはテクノロジーおよびサービスの統合やカスタマイズをする必要がなく、ソリューション専任の担当者を採用する必要もないとしている。