SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

福岡STARTUP STYLE

Webビジネスの成功ノウハウを1枚のチャートに凝縮、ペンシル覚田社長

  • Facebook
  • X
  • Pocket

コンセプトワークで売上をアップさせる

成功シート8.0
インターネットマーケティングが成熟期を迎えている日本の場合、たとえば、Webデザインやプロモーション、SEO、システム開発、データベース構築、メールマーケティング、アクセス分析など、Webサイトのサービスや問題解決のコンサルティング領域が枝分かれしすぎています。これではインターネットからの売上を倍にしたいと考えた時に、そもそもどこに相談していいかわからない。そのため長年の経験で蓄積したノウハウをまとめて、その全体像をお客様に提示し、戦略を練るところから始めるのです。

「成功シート」の現在のバージョンは、8.0。年々少しずつバージョンアップを行ってきた。企業のWebの課題領域を、14のステップと92のジャンル、525項目に整理し、各社ごとにチェックし、解決していくというビジネスモデルだ。ネット通販やダイレクト・マーケティングの会社だけではなく、ライオン、全日空、オムロン、日本たばこ産業、福岡銀行など大手企業の戦略サイトが事例としてあり、それぞれの企業の目標達成の実績を公開している。
A/BテストやSEO単体ではなく、企業の事業構造を把握し、戦略的な提案を行うことで大型の受注に結びついているが、創業当初は、ホームページの制作から始め、試行錯誤を重ねてきた。きっかけは明太子の「ふくや」のホームページだったという。

1997年ごろ、ふくやの明太子は、インターネットで半年間に3個しか売れていませんでした。だから、ホームページを作りたいという話があった時に、普通のホームページを作ってもうまくいかないからやめましょうって、提案したんですね。そのかわり、4ページほどのシンプルなマーケティングサイトを作って、明太子が好きな人たちを1年間で5万人ぐらい集めて、マーケティングしたのです。そして、売れない理由を解決する戦略策定とインターネット専用商品の開発を行った後に戦略的ホームページを作ったら、1ヵ月で1万個の明太子が売れたんです。売上は単月で1億円に達しました。

今ではWebのマーケティングは普通になってきたが、その当時、ホームページ制作のコンペでデザイン案ではなく、戦略策定のための資料を提案するというのは異例で、それが功を奏した。「ふくや」の成功を皮切りに、青汁のキューサイ、地元の三好不動産、お仏壇のはせがわなど、ほとんど営業なしで受注がつながっていったという。いったんBtoBで成功すると、クチコミや紹介で仕事のつながりが形成されることも、福岡のビジネスの特長だ。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
福岡STARTUP STYLE連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • Pocket

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング