研究開発型Webコンサルティング企業
九州・福岡は通販王国とよばれるだけあって、インターネット通販やダイレクト・マーケティングの会社が数多い。そうした会社をサポートする、サイト構築やデザインなどのWeb関連ビジネスを生み出しているのもこの地域の特長だ。健康食品や化粧品などの小売業などの従来型の産業が、Webコンサルティングの力を借りて、インターネットビジネスに参入している。ペンシルは、ネット通販や企業の戦略サイトなどへのコンサルティングを行う代表的企業のひとつだが、他社と異なるのは長年の研究開発の成果を体系化していることだ。「派手な成功事例だけではなく、小さなPDCAを蓄積してきた」と覚田社長は言う。
アドバイスするだけじゃなくて、具体的な実施提案もするし、実行もする。そして、実施管理も行い、自分たちのコンサルティングの効果検証も行います。要はすべてをやって、最終的に成果につながったかどうかも見るのです。そこが普通のコンサルティングと違うところだと思います。
サイトの解析・分析から改善案を提案して実施し、効果検証を行う。数値化とA/Bテスト(Webサイトの効果比較方法)の考え方も、通常のコンサルティング会社と異なる。
A案とB案で悩んだら、多分普通のコンサルティング会社は「A案が良いですよ」って言い切りますが、うちはA案、B案のどちらが御社に合うのかというプロセスの提示から始めます。ネットの新しい技術や手法も、それをやる方法とやらない方法の2つを試してもらいます。試すと、答えがクライアント毎に違ったり、商品毎に違ったり、また、媒体毎でも違ったりするので、そのクライアントの独自のノウハウを一緒に作りあげるのです。
いわば、サイト構築から広告媒体までの一連のノウハウを提供しながら、クライアント毎のノウハウの方法論を一緒になって考え、作っていくやり方だ。その基本となるノウハウをまとめたのが、「成功シート」という1枚のチャートだ。