日建設計は2026年、建築・土木領域のサーキュラーデザインプラットフォーム「Circular Design Collective(CDC)」の新たな推進体として、多様なステークホルダーが参加する「CDC協創会議」を始動すると発表した。ロフトワークを運営事務局に迎え、業界横断のネットワーク化を促す。協創により、循環型建築の社会実装を加速させる狙いだ。
建設業は国内総資源消費量の約57%を占め、建設廃棄物は全産業廃棄物の約20%に上る。日建設計は2024年、建築・土木業界から「廃棄物」という概念を無くすことをミッションにCDCを発足した。同年、循環型建築の設計アイデアや先進事例を体系化したナレッジ基盤「Circular Idea Catalog(CIC)」を立ち上げ、社内運用を開始している。

2025年には、ゼネコンや空間デザイン・内装領域などの企業7社の有志およびロフトワークと協創会議を発足した。設計現場で活用できる評価基準の策定やプロトタイプの検証を重ねてきた。また、中央省庁の有志を交え、資源循環の障壁を因果関係とともに可視化した「Circular Issue Map(CIM)」も作成した。

CDC協創会議では、日建設計がファウンダーとして策定した理念やビジョンを基に、ロフトワークが全体企画や議論の編集・情報発信、運営管理を担う。東京・大阪・京都などを拠点に月1回の定例会議を開き、事業者、設計者、デザイナー、施工者など多角的な視点から議論を深める。議論した事例や知見はCICに集約するとともに、CIMにマッピングして課題と解決策を体系化する。年1回の視察合宿も実施する。
日建設計は今後、CDC協創会議を通じて得られる知見やプロセスをオープンな共有知とし、業界全体へ展開していく方針だ。
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