気軽に使えるグラフィックス系アプリ「Artboard」
「プロのデザインを利用するのが便利だということはわかったけれど、もう少し自由度が欲しいし、Keynoteを使うとは限らない」という場合は、グラフィック系アプリを使います。グラフィック系アプリで最も有名なのは、Adobe Illustratorでしょう。また、最近では、App Storeで購入できる「Affinity Designer」も人気がありますし、図表作成に特化した「OmniGraffle」などのアプリもあります。ただ、いずれも非常に高価で、それを専門とする人が使うのではない場合、気軽に購入できる金額ではありません。反対に、安価なフローチャート作成アプリをいくつも試してみたりもしましたが、Keynoteの図表作成機能の方が便利で簡単だなと思うことが多く、それはそれで残念な気持ちでした。
このような状況の中でも、比較的手ごろと言える価格で手に入り(執筆時点で3,600円)、ベクター画像を扱うことができるうえ、フローチャート作成などに使える図形が簡単に作れるアプリということで、「Artboard」がお勧めです。Artboardのユーザーインターフェイスは、すべて英語のままなので、まったく初めてこの手のアプリを使うという人には、少しハードルが高いかもしれません。しかし、公式サイトのビデオチュートリアルが充実しているので、これらをひと通り見れば、どのようなことができるかがわかるでしょう。