次のスタートアップのパーティー会場を探して
「シリコンバレーのパーティーは終わった」と聞くことが昨年末、年始にかけて増えました。私も「Winter is Coming」に備えてメトリクスと利益に関するスライドを1月4日に出しましたが、その後次々とシリコンバレーのスタートアップのレイオフのニュースを聞くようになっており、まさに冬の到来を感じています。
しかし一方で2016年に入っても大型のファンドが次々に組成されています。例えばここ一ヶ月だけでもAndressen Horowitzは約1,700億円、Peter Thiel率いるFounders Fundは約1,500億円、老舗Accel Partnersは約2,300億円のファンドを組成したというニュースがありました。
また日本国内でもVCやCVC、大学などから新しいファンド組成のニュースが毎週のように飛び込んできます。
ファンドを作った以上、どこかに投資してリターンを得なければなりません。そこで投資家は次のスタートアップ、次の投資先、いわば「次のパーティー会場」を探して様々なことを考えています。