ITベンダーは敬遠して身近なツールでIT化
実際に生産予測をするのは生産部が担当することになる。売り切るようにするには営業担当など関係部署とのコミュニケーションが重要になる。コミュニケーションツールにはサイボウズのkintoneを用いた。
実は三原氏、当初はITベンダーを敬遠していた。事業を開始して間もないため、大きなシステムや高額なセンサーに投資するのはためらわれた。サイボウズと出会ったのは不思議なめぐりあわせだった。あるIT企業の「農業クラブ」がきっかけで知り合った知人がサイボウズに転職し、その縁でたまたまkintoneを知り、目を付けた。