営業効率や利益だけを追求する街づくりを再考する
馬田:
確かに埋まり方が変わっている気がします。例えば従来の大企業は「一棟買い」が当たり前だったと思うのですが、少ない人数で大きなことができるようになってくると、一棟買いもなくなってくる。さらに海外だとWeWorkのようなシェアオフィスビジネスが大企業の需要も掴みつつあります。日本でもそういう流れってあるんですか?
加藤:
そうですね。これまでは効率よくオフィスに従業員数分のスペースを確保するといった感じだったのですが、それではエンジニアやデザイナーなどにとっては適切な環境ではないので、遊び心を持って自由に働ける環境にするため、あえて“無駄にスペースを使う”ようになっている。