両社は、それぞれが持つ技術とノウハウを融合し、アーキテクチャの検討と動作検証を行うとともに、このサービス基盤を活用したIoTやエッジ/フォグコンピューティング分野におけるソリューション事業展開を視野に入れた市場戦略の共同策定についても合意した。
まずは、日立のビッグデータ処理サービス向け基盤にCisco UCSと日立のフラッシュストレージを導入し、大規模なグループ内利用での性能・信頼性を両社共同で検証する。また、両社は共同検証プロジェクトチームを設置し、要素技術・性能・可用性・運用性などの検証を進めていくという。
さらに、両社は、今回の共同プロジェクトでの協業を発展させ、日立のIoTプラットフォームLumadaとシスコのIoT技術を連携させる取り組みを進めていく。IoT機器からのデータ収集から、エッジ/フォグコンピューティングでのデータの処理、およびLumadaが提供する人工知能やアナリティクスまで、幅広いIoT分野での両社技術を活用し、現場から経営にわたるグローバルな課題解決に貢献できるよう、取り組んでいくとしている。