「顔が見える経営」と「働き方」
会社が急成長したり、マネジメントが機能しなくなると、社員の顔が見えなくなる。これは決して比喩的な表現ではない。「顔が見えること」がなぜそれほど重要なのか。
顔が見えることで、その人のことが「分かった気になる」。完全に理解することは無理でも「分かった気になる」ことは重要なんです。例えばTVのニュースで犯人の名前を聞いてもわからないけど、写真が出た時に「こいつだ」と分かった気になりますよね。(柳橋社長)
顔にはそれだけ人の認識を動かす情報が込められている。このことは最近おこなった、脳科学者の中野信子氏との対談でも納得したという。人間が社会的動物である以上、本能的に相手の顔の情報で、行動や判断を行うのだという。