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ものづくり企業が「サービス体験」を競争優位とするための「羅針盤」と「デザイン」とは?

Biz/Zine Day 2017 Summer 「IoTによるものづくり企業の生存戦略」 レポートvol.1

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製造業が「ものづくり競争」から「サービス・体験競争」へと進化する4つのマインドセット

 大地氏は、ユーザー視点での統合的な課題の解決およびサービス・商品開発において、コンサルティングと実証・実行支援を行う際に、次の4つを意識して進めているという。

  1. 視点の転換:モノづくり発想からユーザー視点によるサービスづくり発想への転換
  2. 断片ではなく統合で考える:実際に利用される場面を想像し、統合的なサービスを検討する
  3. 時間軸を伸ばす:現状のみならず、将来のライフスタイルや課題・機会をとらえる
  4. ブランドの「ありたき姿」の追求:同業他社や周辺業界プレイヤーではなく、自社がやる意味を研ぎ澄ます

 これまで製品やサービスの開発は、技術・機能の積み上げによってなされてきた側面が多い。しかし、これからはサービス・ブランドの「ありたき姿」から考え、早急に価値を創造することが求められる。IoTがそのきっかけであり、「ありたき姿」を実現するための強力な推進力になることは間違いない。

タイトル

 実際、大企業を中心とする350社の経営層・事業責任者がどう感じているのか、電通デジタルによるアンケート調査結果によると「デジタルトランスフォーメーションを導入してやりたいこと」として、1位のITプロセスに続いて、マーケティング、カスタマーサービス、営業と続いているという。

 大地氏はこのアンケートから読み取れる傾向を「プロセスやオペレーション、メンテナンスの効率化から、製造プロセスの革新を経て、新しい顧客価値の創出として『お客様の体験をどのように創造していくか』という課題に関心が移りつつある。少なくとも重視しつつある」と解説する。

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これからのものづくり企業の“羅針盤” ──「ブランドのあるべき姿」「提供価値とターゲット」「カスタマージャーニーにおける機会点」とは?

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【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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