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Biz/Zineセミナーレポート (AD)

ものづくり企業が「サービス体験」を競争優位とするための「羅針盤」と「デザイン」とは?

Biz/Zine Day 2017 Summer 「IoTによるものづくり企業の生存戦略」 レポートvol.1

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 製品の機能や性能の良さだけでは売れないといわれる時代、製品を含めたユーザー側の体験をどのようにデザインするかが、重要なカギを握るといわれている。そこに求められるのは、顧客の抱える潜在的な課題や欲求を見出し、的確な解決策を発見する力だ。電通および電通デジタルにて、多くの顧客の戦略設計・事業化および開発・実装など幅広く経験してきた大地崇氏が登壇し、ユーザーへ届ける体験価値の考え方、作り方について解説した。Biz/Zine Day 2017 Summerでの講演録をお届けする。

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デジタル化による新たな顧客価値創出の鍵は「生活者視点」「ブランド価値の再構築」「サービス化」

 電通出資100%の子会社として2016年7月に設立した電通デジタル。広告領域のプランニングおよび実施に加え、デジタルトランスフォーメーションの支援を得意とするデジタルマーケティング専門会社だ。大地氏自身も長年、事業・サービス開発に携わり、電通デジタルのデジタルトランスフォーメーション部門に所属する現在は「顧客体験をいかに創るか」をテーマに、クリエイティビティとビジネスを結びつけたビジネスデザインやマーケティング企画などを手がけている。そんな大地氏が「IoTとデザインの掛け合わせ」について明確に意識し始めたのは、1年前ほどから。テクノロジーを意識しながらも、常に生活者側の視点から、次の3つの領域にアプローチしながら、どのような活用が効果的なのか、日々考えているという。

1.「生活者」の領域

 現在のみならず、今後起こりうるニーズ変化とインサイトを発見し、新しい価値づくりの起点とする。顧客の理解を深め、未来を洞察し、インサイトを抽出する。

2.「事業・ブランド」の領域

 破壊的変化が起きている中で、自らのブランドをどう構築し、将来においても選ばれ続けるためにはどのようにすればいいのか。破壊的変化を予測しながら、事業ドメインを設定し、ブランド価値の再構築を行う。

3.「サービス」の領域

 破壊的技術を活用し、新しいニーズをとらえた顧客の課題解決とそれを実現するエコシステム・ビジネスプロセスを作り出す。機会点を発見し、実際に作り込む中で場合によっては 検証しトライアルするPoC(Proof of Concept) の支援も行っている。

電通デジタル、3つのサービス領域

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「ものづくり × IoT」や「サービス × デジタル」の解は「サービス・ドミナント・ロジック」にあり

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【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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