真面目で手を抜けない日本人への処方箋は、“期待を数値”で伝えること
谷本:
「こうすべき」と思いこんでやっていることが実はたくさんあるのかも、と気づくことが、働き方改革のキーなのかもしれません。Googleさんが素晴らしいのは、それをデータで客観的に伝えることができるから説得力があって、みんなが考えるヒントになるというところですよね。
藤本:
確かに、Googleのマネジメント研修では「やらないことを決める」ということを言われましたね。「Less is More」の精神で、どれだけ少ない労力でいいことをするか、余った時間で違うことをするという考え方が大事だと。でもやっぱり日本人の感覚で他の国の人を見ていると「そんな適当でいいんだ」とうらやましくなったりしますよね(笑)。