トラリーマンに共通する“3つの特徴”とは?
仲山:この連載でいろんな人と会うことになるので、トラリーマンかどうかを診断する上での共通ポイントを明らかにしておきたいです。さっき学生さんが「過去の痛みを、未来の人たちのために活かす」というお話がありましたけど、僕自身の感覚では、どこかで「レールから外れた経験」のような「痛みを伴う転換点」が共通している気がしています。藤野さんはそういうご経験ありますか?
藤野:私自身で例えれば、カリスマファンドマネジャーと呼ばれたり、パワフルに活躍しているイメージが先行しがちですが、実はリーマンショックの時には倒産寸前の危機に遭い、ヒラ社員に立ち返って借金を背負い、絶望的な状態から這い上がったという経験があります。でも、その経験があったから、なんとしてでも事業を推進しようという力となり、たくさんの仲間が助けてくれて、今がある。