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マネジャーの最も大切な仕事はレイティングではなく、グロース・マインドセットを醸成する環境づくり

パフォーマンス・マネジメント革新フォーラム レポート前編:阿諏訪 博一氏(ヒューマンバリュー社)

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日本の特異性と「グロース・マインドセット」への欧米とのアプローチの違い

 それでは、日本ではどのようになっているのか。阿諏訪氏は「単に世界の潮流を取り入れるのではなく、スタート地点の違いを鑑みる必要がある」と語り、仮説として一様性と多様性、社会的規範と市場的規範の2軸のマトリクスに置いて、その差異を可視化しようとしているという。

 従来の欧米的な人事制度は、成果基準や仕事基準に重きがおかれた、いわゆる成果主義的なものといえる。それがPMIによって、よりチームやソーシャル・キャピタルとの信頼関係を築くという中で、「グロース・マインドセット(努力によって成長できるとするしなやかな考え方)」へシフトしようとしているというわけだ。

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