これからAIのターニングポイントを日本企業が迎えるために
松尾氏、森氏、岡田氏は、2012年10月に世界のAIに関する認識はターニングポイントを迎えたと口をそろえる。2012年のINSVRCという学会で、AIでの画像認識のエラーが10%以上改善するという革命的なことが起こった。それはディープラーニングに注目が集まるきっかけとなり、世界の各社が利益の再投資先を一気に変えることにつながったのだ。しかし、日本の企業はそこまでの認識がないために、AI投資予算として数千万、数億円の桁に留まっている。それでは、桁数が少なくとも2つ違うと岡田氏はいう。