“組織の壁”を超えるために必要な「場所・メソッド・マインドセット」「非公式コミュニティ」「社外との接点」
西村:社員数が1万人規模になり、多くの部署を持っているとセクショナリズムに陥りがちです。そこでアクセンチュアさんは、どのようにして「組織の壁」を超える風土づくりをしているのですか?
武井:「働き方改革」を3年半やってきました。最初の3年間は「アウトプットを落とさず、いかに時間を短くするか」という、生産性の向上に取り組んでいました。そして今年の春からは、「同じ時間で、いかにアウトプットの量と質を高めるか」に取り組んでいます。同じ時間で2倍のアウトプットを出すためには、既存のやり方ではなく、イノベーションを起こさなければなりません。そこでどうやって壁を超えてイノベーションを起こすかという話になります。そのために我々が重視していることが3つあります。