国際物流スタートアップのShippioと、ANAグループのOCS、ANA Cargoは、国際航空貨物輸送におけるプロセスのデジタライゼーションと、データの測定・分析・活用を目指した実証実験に向け、検討を開始した。
今回検証する実証実験の具体的内容は以下の3つだという。
- Webによる航空貨物輸送の依頼・発注サービスの検証
- 国際航空貨物輸送のスピード見積りの検証
- 発送から到着まで同一のWebプラットフォームによる動静管理の検証
この実験においてShippioは、Web上で国際物流の見積提供・発注受付と、海外へ貨物を輸送したい荷主へ輸送サービスの提供を行う。OCSは、ShippioのWebサービスを通じ、荷主から依頼のあった海外向け航空貨物のドアtoドアでの発送手配を担う。ANA Cargoは、Shippioのサービスを経由し、OCSが発送手配した貨物の空港間輸送を手配する。
三社は、この実証実験を通し、国際物流の利便性・透明性を向上させ、国際航空貨物輸送を容易に利用できる仕組み作りを目指すとしている。