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社会人が大学院で研究する意味 (PR)

宇田川先生が埼玉大学大学院人気准教授に訊く、金融業・労働の未来と「研究の意義」

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 経済・経営系の社会人大学院として注目を集める「埼玉大学 人文社会科学研究科 経済経営系大学院」。MBA的な一般理論だけではなく、豊富な現場経験を持つ社会人が実践的な学びを体得できる場として高い評価を受け、多くの修了生を輩出してきた。何を学べるのか、具体的にどのような知識やスキルが身につくのか。Biz/Zineでもお馴染みの埼玉大学大学院准教授である宇田川元一氏が、2名の人気准教授にご自身の研究内容と、社会人が同校で学ぶメリットや魅力を聞いた。

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公的資金注入によって銀行は良くなったのか

宇田川 元一 准教授(以下、敬称略):長田先生は、先日エコノミストにも「金融危機と再編 『銀行は破綻しない』時代の終焉 変わらぬ『質より量』の旧来体質」というタイトルで寄稿なさっていましたが、銀行についての研究をずっとなさっているのですよね。

長田 健 准教授(以下、敬称略):銀行に関わることであれば基本的になんでも研究対象にしていくのが僕のスタンスです。博士論文では、90年代に日本のみならず世界中が自己資本比率(BIS)規制、いわゆるバーゼル規制を導入したので、バーゼル規制の影響を軸に、「自己資本比率規制と銀行行動」というタイトルの論文を書きました。

 今、興味を持っているのは、「銀行内の個人的なつながり」です。最近、個人的なつながりが企業行動に影響を与えるといった研究が、金融経済学で盛んに行われているのですが、学閥などの人間関係が銀行行動に与える影響を共同で研究しています。90年代末から2000年代初頭に、銀行が倒産しないようにと多数の公的資金注入が行われましたが、その結果がどう銀行内の学閥などの個人的なつながり(パーソナル・ネットワーク)に影響を与えたのかを、まずは調査しています。

 「護送船団方式」などと言われますが、銀行への公的資金注入は、時代に合わなくなった古い体質から効率化をするために行われるものです。しかし、その公的資金注入が実際に効率化につながったのかは、なかなか測定が難しいのです。そこで、学閥を利用してそれが行われたかを測定しました。*1

*1:https://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=2634850

長田 健埼玉大学大学院 人文社会科学研究科 経済経営専攻 准教授 長田 健(おさだ・たけし)氏

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銀行内の学閥という「人のつながり」を研究する

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宇田川 元一(ウダガワ モトカズ)

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