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テクノロジーがもたらす“新世界”

最大のユースケース「ビットコイン」で紐解く、ビジネスを変革するブロックチェーンの特徴

第3回

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「ブロックチェーン」の由来は、マイニングによるブロックの連鎖

 「マイニング」は、トランザクションプールに溜まった検証済みビットコインアドレスをブロックに詰めていく作業です。このマイニングをするノードは「マイナー」と呼ばれ、トランザクションプールへ溜まったビットコインアドレスを、あるルールに沿ってブロックに詰めていきます。ビットコインの場合、1ブロックに約4,200件のビットコインアドレスが格納されます。また、このブロック詰めをする作業であるマイニング、そしてマイニングをするマイナーは、ブロックチェーンネットワーク上に複数存在します。しかしながら、格納するブロックは1つです。1つのブロック詰めになぜ多くのマイナーが存在するのでしょうか。

 トランザクションプールへ溜まるビットコインアドレスは、ルーティングにより全てのノードによる検証を終えています。しかし、ビットコインアドレスをブロック詰めするマイナーが複数存在しないと、ブロック詰めの段階でデータの改ざんが可能となってしまいます。そこで、1つのブロックに対して複数のマイナーがビットコインアドレスを詰め込み、ブロックを生成する仕組みが生まれました。マイナーたちは、ブロック生成に必要な数字を導き出す速さを競います。このとき、最も速く計算を終えたマイナーへ、マイニング報酬として新規のビットコインが付与されます。通常の貨幣の場合は中央銀行が新規貨幣を発行していますが、ビットコインは分散型のため、新規発行機能が存在せず、新規ビットコインはマイニングのインセンティブとして発行される仕組みとなっているのです。新規のビットコインを獲得するためにマイナーは競争をしています。

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この記事の著者

坪井 大輔(ツボイ ダイスケ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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