『ISOU PROJECT』とは、町が持つ再生可能エネルギーで電気自動車を走らせ、家族の送迎や毎日の通勤・通学、公共施設やスーパーへの買い物など、住民が生活の足として利用する取り組み。このサービスを通して、地域の活性化とエネルギーの地産地消の促進を目指すという。
8月19日から実施する実証実験では、北海道檜山郡厚沢部地区の住民向けに『ISOU PROJECT』のサービスを提供する。今回は、新たに開発したプラットフォーム、移送サービスに使う電気自動車(EV)、現地に設置する地域通貨発券端末や乗車時に必要なスマートフォン向けのアプリやICカードなどを無償で貸し出して実施する。また、厚沢部町の既存施設であるEV充電スタンドや太陽光パネルなどを活用して、再生可能エネルギーを中心としたエネルギーの地産地消実現に向けた検証・検討も行う。
今回の実証実験では、今回の実証実験では以下の4点に重点を置いた効果測定を行う。
- 本サービスモデルが地域の住民に理解され、利用ニーズがあるかの確認
- 本サービスモデルを展開する上での事業面・サービス/機能面での課題抽出
- 自治体中心の自立・自走型モデルの検討と検証
- 他自治体での同様シーズ・ニーズの確認
実証実験後には、厚沢部町での本格サービス展開の有無と、他自治体への同サービスの展開を視野に入れた事業化を進めていくとしている。