特許庁、「知財アクセラレーションプログラム」の2019年度第一期支援先企業10社を決定

 特許庁は、スタートアップ企業のビジネスの知財による加速を目的としたプログラム「知財アクセラレーションプログラム(IPAS:IP Acceleration program for Startups、以下、IPAS)」の2019年度の第一期支援先企業10社を決定したことを発表した。

[公開日]

[著] BizZine編集部

[タグ] スタートアップ 事業開発 企業戦略 知財

  • ブックマーク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

知財アクセラレーションプログラム(IPAS:IP Acceleration program for Startups)」

 革新的な技術やアイデアを武器にするスタートアップ企業では、コアとなる“技術”や“アイデア”を知的財産として保護する『知財戦略』の構築が不可欠。『知財戦略構築』の必要性を感じながらも取り組めていないスタートアップ企業を対象に、知財やビジネスなどの複数分野の専門家を含む“知財メンタリングチーム”を一定期間派遣し、それぞれのビジネスに対応した適切な知財戦略を構築して事業の加速を目指すプログラム。

IPASが狙いもたらす効果

 IPASでは、戦略コンサルタントやベンチャーキャピタリストらによるビジネス面のメンターと、弁護士や弁理士らによる知財面のメンターで結成する“メンタリングチーム”が、シーズや出口戦略を診断・構築した上で、ビジネスに合った知財戦略構築を支援。必要に応じて、即時に権利化すべきシーズの特許出願戦略も立案する。『独占=ビジネスによる事業の差別化、模倣防止』『連携=異業種や大企業等との戦略的な事業提携の実現』『信用=資金調達やM&Aの際のブランドや技術力の裏付け』の3つのメリットが期待できるという。

IPAS2019第一期支援先企業一覧(50音順)

株式会社エイシング(東京都港区 代表:出澤 純一)

超軽量動作・高速データ処理・リアルタイム学習・スタンドアローンという特徴を備えた機械組み込み型AIアルゴリズムの開発

株式会社エー・スター・クォンタム(東京都港区 代表:船橋 弘路)

量子コンピューターのプラットフォーム、共通ライブラリの開発

スペースリンク株式会社(神奈川県川崎市 代表:阿部 晃城)

大容量・急速充電・安全性・長寿命・低コストという特徴を兼ね備えた「グリーンキャパシタ(TM)」の開発

株式会社セツロテック(徳島県徳島市 代表:竹澤 慎一郎)

受精卵エレクトロポレーション法を用いた遺伝子改変(ゲノム編集)マウスを簡便克高効率に作成できる手法を開発

パイクリスタル株式会社(千葉県柏市 代表:伊藤 陽介)

東京大学で開発された有機半導体単結晶技術を応用し、柔らかく、薄く、軽く、安価なデバイスの作成

株式会社Photo electron Soul(愛知県名古屋市 代表:鈴木 孝征)

半導体フォトカソード技術を利用した電子ビーム生成装置の開発

株式会社ブレイゾン・セラピューティクス(東京都文京区 代表:戸須 眞理子)

主に中枢神経領域を対象とした医薬品、診断薬、研究用試薬などの研究開発

株式会社メタジェン(山形県鶴岡市 代表:福田 真嗣)

個々人によって異なる腸内環境を適切に分類し、腸内環境のタイプに合わせたアプローチを行い、健康維持・疾患予防を目指す層別化ヘルスケアサービスの開発

メディギア・インターナショナル株式会社(神奈川県横浜市 代表:田中 武雄)

医師の手技レベルに左右されず医療の均質化を容易に実現する「腫瘍標的型低侵襲療法」を開発

LeapMind株式会社(東京都渋谷区 代表:松田 総一)

小型、省エネ設計の「組込み型Deep Learning」ソフトウェア・ハードウェアの開発