パートナー企業を巻き込んだ共創型事業創出──シスコシステムズの「CHILL」
米国のネットワーク機器会社シスコシステムズは、2015年頃から多くの社外プレーヤーを巻き込んだイノベーションプログラムを運営しています。そのプログラムは、Cisco Hyper Innovation Living Labs(CHILL)といい、エグゼクティブクラスを中心としたシスコの社員、同社の顧客企業、様々な技術者、さらにはエンドユーザーも参加する、共創(Co-Creation)をテーマとしたプログラムです。
この「共創」という言葉は、日本ではバズワードとなりつつ形骸化している側面もあるように思います。シスコにおいては、バリューチェーンを形成する顧客企業やエンドユーザーも参加する共創型イノベーションプログラムCHILLをどのように運営し、どのような方法で共創を実現しているのでしょうか。