2026年3月4日、アビームコンサルティングとGXコンシェルジュは、「サステナビリティ情報開示基準(SSBJ)」対応を起点とした包括的支援サービスの第三弾「サステナビリティ機能高度化サービス」の提供を開始したことを発表した。本サービスは、サステナビリティ経営に必要な“機能(役割・権限・意思決定プロセス)”“業務(BPR・非財務決算)”“IT(データ基盤)”“内部統制(IT統制、業務処理統制)”を一体で再設計・整備することで、SSBJ対応と経営高度化を両立することを目指している。
2027年3月期以降に段階的導入が進むSSBJ基準に対して、企業は開示手続や内部統制の高度化、特に第三者データや将来情報の明示が実務上の重要テーマとなっている。加えて、サステナビリティ情報を経営の意思決定や価値創出へとつなげることが不可欠となっており、部門横断での施策推進やIT活用、データ分析を通じた運用体制の整備が課題となっている。
本サービスでは、まず各組織の機能・業務を再定義し、To-Be業務フローの設計やBPR、非財務決算までを最適化。KPI設計やデータ分析パターン、ITソリューション選定支援も行い、必要に応じてAI活用を含む導入ロードマップの策定も支援する。また、業務記述書や統制文書の整備、RCM作成など、内部統制の試行運用から定着まで伴走型で支援することが特徴だ。
代表的なアウトプット例としては、SSBJ対応部門の役割分担一覧、業務マニュアル、データ分析パターン定義、システム導入計画、リスクコントロールマトリックスなどが挙げられる。これらの支援を通じ、手作業やExcel中心の運用を見直し、デジタル基盤とITを活用した効率的な業務運用、投資効果の向上、開示情報の信頼性担保、将来的な制度変更への柔軟な対応を実現できるよう設計されている。
サステナビリティ経営高度化を制度・基準対応と一体で支援し、部門ごとの分断や手戻りを抑制する統合実装力も強みとしている。アビームのシステム・経営戦略知見と、GXコンシェルジュの制度面・技術面の専門性を結集し、経営基盤の設計から運用まで一気通貫でサポートする。また、企業の成熟度や企画・検討フェーズに応じて段階的な導入にも対応可能である。
GXコンシェルジュは住友商事へのSSBJ対応支援の実績があり、その知見も本サービス設計に活用されている。今後も両社はサステナビリティ領域の経営高度化、法規制対応支援を強化し、企業の持続的成長と社会全体のサステナビリティ推進に貢献していく方針である。
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