2026年3月4日、01Booster Capitalは、M&Aバイサイド戦略支援プログラム「AcquireX」にて新たに22社のスタートアップを採択し、同プログラムが本格始動したことを発表した。2月25日には第1回ワークショップがオンラインで開催され、参加企業のM&A戦略構築を支援する内容が展開された。

AcquireXは、東京都が推進するスタートアップ支援事業「TOKYO SUTEAM」の一環として、01Booster Capitalが運営するM&Aに特化したプログラムである。成長戦略の中でM&Aに関心のあるスタートアップを対象に、バイサイド(買い手)としてのM&A戦略構築および実践をハンズオンで支援することを目的としている。
本プログラムでは、全10回のワークショップを通じてM&A戦略の策定、買収候補先のソーシング、デューデリジェンス、契約実務、PMI(買収後統合)など、M&Aの実務工程を体系的にカバーする。各回の講師は、M&A領域で豊富な経験を持つ弁護士や公認会計士、コンサルタントなどの専門家が務め、講義とグループワークを織り交ぜて、参加スタートアップが自社の課題解決に直結する知見を習得できる構成となっている。
また、ワークショップにとどまらず、希望者向けにM&A実行に必要なDD(デューデリジェンス)ツールキットの提供や、財務・税務・法務領域での専門家による個別支援も用意されている。これにより、戦略立案段階から実行・統合までの全プロセスに一貫した支援体制が整っている。
第1回ワークショップ(Day1)では、「M&Aバイサイド戦略の組み立て方」をテーマに、M&A検討時の基本的な問いの立て方や、戦略の失敗事例を踏まえた注意点、自社成長戦略へのM&Aの位置づけ、買収対象領域の選定方法などが具体的に取り上げられた。参加各社は自社シナリオに基づき、実践的なワークを通してバイサイド戦略の骨格づくりに取り組んだ。
AcquireXは、引き続きプログラム参加者を無料で追加募集しており、M&Aを成長戦略の選択肢と位置づけたいスタートアップや、実際にM&A実行を検討中の企業からの応募を受け付けている。参加希望者は指定フォームから申し込むことができ、運営事務局との面談や東京都による確認を経て最終的な採択が行われる。
01Booster Capitalの担当者は、「買い手スタートアップとしてのM&Aは非連続な成長機会であり、現場に即した戦略整理を支援したい」とコメントしている。
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今後もベンチャーの企業価値向上や事業拡大に向け、M&Aを活用するスタートアップ向けの実践的な支援の動きが続く見通しだ。
